「必ず満足いただける仕上がり」を目指し、お預かりした大切なフィルムとテープは丁寧に扱い作業しています。
8ミリフィルムについて
20〜30年前に撮影された「大切な思い出の8ミリフィルム」は、今でも大切に保管されている方が沢山いらっしゃいます。しかし、8ミリフィルムを映写する映写機は、モーター不良やゴムのベルト類の劣化で映写できず、既に処分されているケースが多いのが現状です。映写機メーカーも、既に販売停止し購入はもちろん、修理も出来ない状態です。
また、8ミリフィルムも管理が不十分な場合「色ぬけやカビ等がついて鑑賞不能」になります。そうなってからでは大切な思い出を、もう見ることは出来ません。
現在でも、8ミリフィルムがリール内で接着・膨張しているものや、色が退色しているフィルムもあります。早めの複写をお薦め致します。
1975年にSONYからベータマックスの販売、1976年にVHSが発売されました。
そのカセット型ビデオが普及に伴って、8ミリフィルムは、左図の映写機の生産台数の推移を見れば分かるように、1982年ごろには、ほとんどのカメラメーカーが8ミリ機材の生産を中止しました。
試行錯誤の上完成した当社オリジナル「8ミリフィルム」からの変換方法
8ミリフィルムの映像をDVDやビデオテープに変換するには、いろいろなノウハウや技術が必要になりました。
8ミリフィルムの映像を、テレビで見るためには、規格が異なるため、ビデオテープやDVD同士をダビングするように簡単にはできません。
通常、映写機の前にスクリーンを置き、映写した画像を横に置いたビデオカメラで撮影する方法がありますが、変換するにあたり、大きな問題点が3つあります。
問題点1. 「一秒あたりのコマ数の違い」
8ミリフィルムは1秒間に18コマもしくは24コマで(8ミリカメラで撮影するときに設定する)、テレビは、ご存知の通り1秒間に30コマです。
これを、映写機の前にスクリーンを置き、映写した画像を横に置いたビデオカメラで撮影すると、コマ数が異なるため、チカチカした画像になってしまいます。
8ミリフィルムの映像が投影されている時に、ビデオカメラのシャッターが閉じている、8ミリフィルムのシャッターが閉じている時にビデオカメラが撮影している場合、画面は一瞬暗くなってしまいます。これが連続して起こるので、当然画面がチカチカした状態になります。この現象は、フリッカーと呼ばれています。
問題点2.「中央が明るく、四隅が暗くなり映像が見にくい」
これは、映写機で映写していますのでどうしてもランプがある、中央部分が明るくなり四隅は、その分暗くなってしまいます。
問題点3.「撮影した映像に歪み・ピントのズレが出る」
映写機でスクリーンに映写した映像を、横に置いているビデオカメラで撮影する関係で光軸が合わず、どうしても画面に歪みの出ることとピントのズレが出ます。
当社では、問題点1のフリッカーを除去するために、ビデオカメラのシャッター速度を細かく調整できる専用カメラを使用し、映写機もコマ速度を調整できる専用映写機を使用しています。両方の速度を同期させ、フリッカーを除去しています。
問題点2・3については、表面鏡と凸レンズの反射を利用し、空中像を専用カメラで撮影する方法で、解決いたしました。
四隅までフォーカスが決まった映像を撮影することが出来ます。またピントや色調も良く、ピントのズレなどが殆どありません。
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開発者 山田光輝
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